間取り決めはパズルです。
間取りに関しては、住むのは自分達です、ハウスメーカーの人に任せっきりにしないで具体的な生活をイメージして決めましょう。

ハウスメーカーの人は家を建てたことはたくさんあるけどそこに住んだことはありません、本当に住み心地が良いかは自分で考えましょう!
間取り決めのポイント

間取り決めのポイントはパズルと広さ感をイメージすることです。
大枠(土地)の広さが決まると、建てられる建物の大きさが決まります。そこから玄関4マス、風呂4マス、洗面4マスのようにはめていきます。
ちなみにハウスメーカによって1マスの大きさは違い、「尺モジュール」を採用していると芯々で1マス91×91cm、「メーターモジュール」を採用していると芯々で1マス100×100cmになります。
芯々とは柱の芯から芯の距離です。実際には柱の太さと壁の厚さがあるので実際(内法)の幅は約-13cmになり、
尺モジュールを採用していると1マスの実寸は約78cm。
メーターモジュールは87cmになります。
トイレや廊下の幅を1マスにする場合で78cmが狭いと思ったらメーターモジュールにしましょう。尺モジュールはドアの幅も狭いです。
尺モジュールかメーターモジュールかはハウスメーカーによって違います。ただ、絶対に1マスずつというわけではなく数CM単位で変えることもできる場合もあるでしょう。(ハウスメーカーに要確認)
ちなみに我が家はメーターモジュールです。
どっちがいいか、広さ感はモデルルームなどを見に行くのがいいでしょう。


↑の間取り図はメーターモジュールで、玄関4マス、ホール4マス、洗面4マス、風呂4マス、トイレ2マスで、あとは和室とLDKと収納ですね。
道路の位置が決まると、なんとなく玄関の位置が決まるはずです。そこから玄関の幅は2マス、ホール2マスというように決めていきました。
間取りは具体的であればあるほど決めやすいです!
間取り具体例
・幅200㎝のソファーを置き、左右に80㎝の通路を確保したいのでリビングの幅は360㎝(4マス)以上必要
・対面キッチンで2人で作業したいのでキッチンスペースの奥行は90㎝欲しい(キッチンの位置を微調整)
・クローゼットは服を入れるだけなので奥行60cm
・ドアを開けっぱなしにしたいので引き戸
など
玄関のポイント(土間収納と広さ)

玄関土間は4マスあれば広いです。土間収納にしたい場合は6マス。普通なら2マスぐらいです(マンションは1.5マスぐらい)。広さに関しては実際にモデルルームに行って参考にするのがいいでしょう。
玄関は意外と物が多くなるので収納は大きめの方がおすすめです。コート、ベビーカー、ゴルフバック、脱いだカッパなど、大きく汚れている物が多いので土間収納があると便利だと思います。

土間収納はあったほうが良かったと後悔してます。
玄関には↓のワイヤーを設置しましたがコレは正解!
臭いの付いたコートや室内干しの時に使い、来客時なんかは収納できます!
 ポチップ
 ポチップ洗面室のポイント(洗面台・位置と広さ)

洗面室は4マスが普通でしょう。洗面台の大きさと収納で必要な広さが変わります。洗面台の大きさは幅750mmあれば十分です。大きいと1200mmもあります。好みの洗面台をショールームに行って確認しましょう。

私のおすすめはパナソニックのウツクシーズとタカラのファミーユです。
パナソニックのウツクシーズ↑はタッチレス水栓なので節水になるし、スゴピカカウンターも汚れにくく、ハンドルや蛇口部分も白いので水垢が目立ちにくく掃除が楽です。私はコレを使ってます。
タカラはキッチンもそうですが、ホーローが特徴でサビや湿気に強く、経年劣化しづらいのがメリットです。ずっと使っていると扉部分が剥がれますがそれが起こりづらいです。しかも価格も安め!
洗面室の窓

洗面室の窓は外から見えない位置、種類にした方が絶対にいいです。
梅雨時期や夏は洗面室の窓は開けっぱなしにしたいですが、外から見えてしまうと開けづらいです。位置や高さ、窓の種類を考えて、開けっ放しでも見えないようするといいでしょう。
関連記事:注文住宅【窓の位置と種類は重要】縦・横すべり出し窓をうまく活用しよう!
風呂のポイント(広さとカラー・ユニットバス)

風呂(ユニットバス)のサイズは規格が決まっています。
1216,1416,1616,1618などがあり、1216だと120cm×160cmです。
戸建てだと1616サイズが普通で、湯船に足を伸ばして入れるぐらいの広さです(身長約170cm足短め)。浴槽もいろいろな種類がありますが、個人的にはなるべくロングサイズで足を伸ばせるタイプの浴槽がおすすめです。子供と一緒に入る場合は1618サイズだと洗い場が広くて洗いやすいです。ただ、その分ちょっと掃除が面倒。
我が家は1618サイズで子供が小さい時は良かったが、今は一人づつで入るので1616でも良かったかなぁと思っている。
浴室カラー
浴室カラーは
床はベージュやグレーの方がカビが目立たず、壁のカラーは白い方が水垢が目立ちません。逆に目立たせたいなら床は白(カビが目立つ)、壁は黒(水垢が目立つ)です。
ちなみにユニットバスとは、壁・床・天井・浴槽などが一体化している浴室のことです。今の家はほぼユニットバスということです。
トイレ・洗面・浴室が一体になっているのが「3点ユニットバス」、洗面と浴室が一体になっているのが「2点ユニットバス」です。
トイレのポイント(場所と広さ・床の色)
トイレの場所はリビング・キッチンから離れた所の方が音が気にならないのでおすすめです。うちは玄関の横です。
トイレの広さは水栓を別で付けるか付けないかで変わりますが、我が家のトイレは長さ185cm×幅87cmぐらいですが長すぎました。185cmもいらないです、130cmぐらいで良かったです(赤ちゃんがいる場合は185cmあると良い)。幅は87cmで問題ないです。幅は広すぎてもトイレットペーパーが届かなくなるので結局は便器を端に寄せることになります。なのでスペースがもったいないです。
広くないトイレで水栓を付けたい場合は↓の壁に埋め込める水栓がスペースを活用できるのでおすすめです。

広さ感は実際に住宅展示場や知り合いの家に行って広さを体験するのがいいです。トイレなどは広すぎてしまうと空間がもったいないです。私は親や兄弟の家にお邪魔して玄関・トイレ・リビングなどの広さ感を確認しました。
トイレの床カラー
トイレの床の色は黒い方が陰毛が目立たないです。我が家のトイレの床は白で、清潔で明るく見えますが、毛が落ちているとすぐにわかるのでなんか恥ずかしいです。白でも汚れが目立つことはないですが、毛がすぐにわかります、、床の色や模様で毛が分かりにくいようにすたほうがいいと思います。

掃除してもすぐに現れるんです。
毛が。
和室とLDKの広さの決め方

和室とLDKの広さの決め方は具体的に何を置きたいかで決めるといいです。
例えばLDKはダイニングテーブル(200×90)、L字ソファー(幅210×奥行150)、テレビボード(幅200)、など具体的に置きたい家具がわかると最低限必要な広さが分かります。

ダイニングテーブルやテレビボードは大体の規格が決まっています。
窓の大きさと位置

私は窓の位置と種類は隣家と向き合わないように少しずらしたり高さを調節しました。隣家の窓と向かい合わせになってしまうと窓を開けることも、カーテンを開けることもないので曇りガラスにしたり、高や種類を変えるといいです。
動線で一番大事なこと

みんな気にする動線ですが、
・一番気にしたのは洗濯→物干し→収納までの距離です。選択物が多いと1日何往復もするので、ここはなるべく近い方がいいと思います。
我が家は1階で洗濯・物干し・収納(服やタオル)をすべて完結できるので楽です。2階に干す場合も階段の近くに干せるようにした方がいいでしょう。
・キッチンの位置
主婦は朝起きて・買い物から帰ってきて真っ先に行くのがキッチンでしょう。なんだかんだリビングの入り口の近くにあったほうが楽でいいです。入ってくる人から見えなくしたい、と考えたこともありますが、そもそも来客はほぼ来ません。気にしなくてよかったです。たまに来るときだけ綺麗にすればOK.
・冷蔵庫の位置
冷蔵庫の位置はキッチンの奥側(↑画像の左側)ではなく、通路側(右側)の方が何かあったときに取りやすいと思ったので通路側にしましたが正解でした。妻が料理中に飲み物の準備(手伝い)などで邪魔にならずに取ることができるし、ごはん中に何度も冷蔵庫に行くことがありますが近くて楽です。
間取り全体に言えますが、来客は365日の中で何日来るかを考えて重きを置いた方がいいです。それよりも普段の生活を考えた方がいいです。

 
 
 
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
 