
今回は格安スマホ・格安SIMとは何かわかりやすく紹介します。
格安スマホ・格安SIMとは


わかってそうでよくわかってない、そんな格安スマホ・格安SIMについての紹介です。
今回は
1.格安SIMとは
2.格安スマホとは
3.選び方
4.おすすめ格安スマホ
5.契約の流れ
6.設定方法
について紹介します。
格安SIMとは

SIMカードとは↑のICカード(チップ)のことです。
このSIMカードをスマホに挿すことで通話やインターネットができるようになります。
個人でもSIMカードを簡単に端末(スマホ本体)から抜き差しできます。基本的に格安SIMを契約すると、このSIMカードが送られてきて自分でスマホに挿すことになります。あとで詳しく説明しますが、格安スマホを契約しても送られてくるのはこのSIMカードです。スマホ本体は別で購入するか中古などを用意する必要があります。
格安SIMとは2パターンあって
・MVNOのSIM
・MVNOとサブブランドとキャリアの格安プランのSIM
のことです。
ドコモ・au・ソフトバンクの料金と比べて安く提供しているプラン(会社)のことをいいます。明確にいくらというのはありません。
MVNOとサブブランドとは
MVNO(仮想移動体通信事業者)は
MNO(ドコモなど)から通信回線を借り受けて、サービスを提供しています。
MVNOは10社以上あります。
MNO(移動体通信事業者)は
ドコモ・au・ソフトバンク・楽天のことで、自社の回線網を使用してサービスを提供しています。「キャリア」とも呼ばれています。
サブブランドとは
・UQモバイル(au)
・Ymobile(ソフトバンク)
の2つです。
・ahamo(ドコモ)
・povo(au)
・LINEMO(ソフトバンク)
はキャリアが提供しているオンライン専用の「格安プラン」です。
ドコモから新しくでたirumoはサブブランドではないが料金やサポートはサブブランドのような扱いです。
MVNOのメリット・デメリット
メリットは
・価格が安い
基地局の管理費がかからないために安くサービスを提供している会社が多いです。
デメリットは
・通信速度が安定しない
・実店舗が少ない(ない)
回線を借り受けているため通信速度が遅くなることがあります。特に昼間の時間は混雑で遅くなる傾向があります。また、実店舗もあまりないことが多いです。実店舗がない場合は契約の時はインターネットで完結します。(慣れればネットの方が楽です。)
MNOのメリット・デメリット
メリットは
・実店舗が多い
・通信速度が安定している。
各地に店舗があり困ったときに相談しやすく、自社の回線を使用しているので通信速度が安定しています。
デメリットは
・価格が高い
自社で管理・運営している分高額になります。
サブブランドのメリット・デメリット
サブブランドのメリット・デメリットは
MNOとMVNOの中間だと思った方がいいでしょう。
格安SIMの価格表
価格表/月 | 0.1GB | 0.5GB | 1GB | 2GB | 3GB | 4GB | 5GB | 6GB | 7GB | 8GB | 9GB | 10GB | 15GB | 20GB | 25GB | 30GB | 40GB | 50GB | 無制限 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ahamo | 2970 | ||||||||||||||||||
povo | 390 | 990 | 2700 | ||||||||||||||||
LINEMO | 990 | 2728 | |||||||||||||||||
楽天モバイル | 1078 | 2178 | |||||||||||||||||
irumo | 550 | 2167 | 2827 | 3370 | |||||||||||||||
UQmobile | 2365 | 3278 | |||||||||||||||||
Ymobile | 2178 | 3278 | 4158 | ||||||||||||||||
IIJmio | 850 | 990 | 1500 | 1800 | 2000 | ||||||||||||||
mineo | 1290 | 1518 | 1958 | 2178 | |||||||||||||||
HISモバイル | 290 | 550 | 770 | 990 | 5990 | ||||||||||||||
NUROモバイル | 792 | 990 | 1485 | 2699 | 3980 | ||||||||||||||
BIGLOBEモバイル | 1078 | 1320 | 1870 | ||||||||||||||||
TONEモバイル | 1100 | ||||||||||||||||||
LIBMO | 980 | 1518 | 1991 | 2728 | |||||||||||||||
イオンモバイル | 803 | 858 | 968 | 1078 | ~ | ~ | 1848 | 1958 | 3058 | 4158 | 5258 | ||||||||
y.umobile | 1070 | 2970 | 4170 | ||||||||||||||||
J:COM MOBILE | 1078 | 1628 | 2178 | 2728 | |||||||||||||||
リンクスメイト | 517 | 715 | 737 | 770 | 902 | 1210 | 1342 | 1463 | 1606 | 1870 | 3905 | 4840 | 5500 | ||||||
0.1GB | 0.5GB | 1GB | 2GB | 3GB | 4GB | 5GB | 6GB | 7GB | 8GB | 9GB | 10GB | 15GB | 20GB | 25GB | 30GB | 40GB | 50GB | 無制限 |
SIMカードには大きさがある

SIMには大きさがあり、
左からnanoSIM<MicroSIM<標準SIMとなります。
SIMを契約する時に、自分のスマホに合うSIMサイズを調べないといけません。しかし、現在のほとんどのスマホが一番小さいnanoSIMです。また、マルチカットSIMと言って好きな大きさに(型抜きのように)カットできるようになっているSIMが送られてくることもあります。その場合はSIMが届いてから、使用するスマホに合わせて自分でカットします。
格安スマホとは

「格安スマホ」には結構広い意味があり
・格安SIMのこと(MVNOやサブブランド)
・格安で売っているスマホのこと
・格安SIMが挿さっているスマホのこと
を格安スマホと言う場合があります。
格安スマホを契約するときはSIMカードが来ると思った方がいいです、スマホ本体が欲しい場合はSIMとセットで購入すると安くなる会社もあります。また、中古スマホにSIMカードを挿して使うこともできます。
キャリアのメールアドレスは基本使えない
格安スマホでは・ドコモ・au・ソフトバンク・楽天などのキャリアのメールアドレスは使えないのでGmailやヤフーメール、Outlookなどのフリーメールを使用します。以前からキャリアメールを使っている場合は有料ですがメール持ち運びサービスがあり、他社に乗り換えてもメールアドレスを継続して利用できます。
格安スマホ会社(プラン)の選び方


格安スマホの選び方を紹介します!
格安スマホ選びで考慮するのは
・料金とギガ数
・回線と端末
・通信速度
スマホ料金とギガ数
料金とギガ数は
先程の価格表を見ながら自分に合ったギガ数を目安にしましょう。
月々どれくらいギガを使っているかわからない場合の確認方法は、
アンドロイドの場合
・設定アプリを開く⇒ネットワークとインターネット⇒インターネット⇒通信会社の横の歯車(設定)アイコンをタップ⇒アプリのデータ使用量をタップ。
iPhoneの場合
・設定⇒モバイル(データ)通信⇒現在までの合計。
回線と端末選び
回線選びの注意点は
・端末は対応しているか
・電波状況は問題ないか
MVNOはドコモ、au、ソフトバンクの3社のどれかから回線を借りています。
例えば、IIJmio(みおふぉん)はドコモとauの回線を借りています。この場合は契約時にドコモかauどちらかの回線を選び、その回線に対応したSIMが送られてきます。両方同時に使えるわけではありません。
なので、もともと持っている端末や、使いたい端末がどこの会社の回線(周波数)に対応しているか確認しないといけません。契約後に途中でSIM(回線)の変更をすることが出来る会社がほとんどですが、ドコモの回線しか借りていないなどの会社もあるので最初に端末と回線を確認しましょう。SIMと端末をセットで買うことも出来るので、端末がどこの回線と対応しているかわからないときにセット購入がオススメです。
公式サイト→IIJmio
電波状況について
例えば、今ドコモを使っていて電波が届きにくい(遅い)などの場合は、ドコモ回線のMVNOにしても届きにくいままでしょう。住んでいる地域(職場)などの電波状況を考えて回線を選びましょう。
お手持ちのau、ドコモ、ソフトバンク端末がそのまま使えて安くなる
回線速度
基本的にMVNOの回線速度はMNO(キャリア)と比べて遅いと言われています。特に昼間や朝夕の通勤時間など、みんなが使う時間帯は遅くなる傾向があります。しかし、格安スマホの中でも会社によって速さに違いがあります。使用する場所や時間によっても速さは異なるので一概には言えませんが速さの表を作成しましたので参考までにご覧ください。
通信速度 | |
---|---|
ahamo | ◎ |
povo | ◎ |
LINEMO | ◎ |
楽天モバイル | ◎ |
irumo | ◎ |
UQmobile | ◎ |
Ymobile | ◎ |
IIJmio | 〇 |
mineo | 〇 |
HISモバイル | △ |
NUROモバイル | ◎ |
BIGLOBEモバイル | △ |
TONEモバイル | △ |
LIBMO | △ |
イオンモバイル | △ |
y.umobile | △ |
J:COM MOBILE | △ |
リンクスメイト | △ |
オススメ格安スマホ・格安SIM
私がオススメする格安スマホ・SIMをタイプ(速さ・バランス・価格)別に紹介します。
1.速さ重視

速さ重視ならキャリアのサブブランドか格安プランがおすすめ。
・irumo(ドコモ)
・UQモバイル(au)
・Ymobile(ソフトバンク)
↑3社は基本使用料はかなり高いですがインターネットを契約するとそこそこ安くなる(MVNOよりは高い)。窓口対応などのサービスがあるのでサービス重視の人に向いています。
・ahamo(ドコモ)
・povo(au )
・LINEMO(ソフトバンク)
3社はオンライン専用。プランはシンプルでとても分かりやすい。キャリア品質の速さは欲しいがそこそこ安いのがいい人向き。
2.バランス重視

個人的には価格も安く、速度も速いと言われているこの2社がおすすめ。格安スマホにするなら是非体験してほしい!
IIJmio
IIJmioは月々の基本料金も最安級に安く回線速度も速いと言われています。乗り換えで端末が安くなるサービスもあります。契約者も多くMVNOの中でかなり人気があります!
NUROモバイル
NUROモバイルのNEOプラン(20GBで2699円、40GB3980円)は通信速度も速く、3回線(ドコモ・au・ソフトバンク)を選べる。また、NEOデータフリーという無料サービスがあり、LINE・Twitter・Instagram・TikTokの対象サービスを利用時に、データ通信量を消費しないサービスです。LINEの音声通話やInstagramのライブ動画の視聴なども対象です。
3.価格重視(小中学生にもオススメ)

価格が安いプラン、小中学生向けのサービスがあるこの3社もおすすめ。
mineo(マイネオ)
mineo(マイネオ)の「マイそく」プランは通信速度で選ぶデータ無制限のプランです。最安250円なのでかなり安いです。
データ無制限のかわりに月~金曜日の12時台は速度が遅くなります。平日の12時台に使わない小中学生におすすめです!
HISモバイル
HISモバイルは価格が安いです!3GB770円、7GB990円とかなり安いです!SIMとセットで中古スマホがかなり安く変えるので安い端末がほしい人にもオススメです。
LINEMO
LINEMOは3GB990円と20GB2728円のプランがあります。LINEギガフリーという、LINEのトーク、音声通話・ビデオ通話のデータ消費量がゼロになるサービスがあります。また、月のデータ容量を使い切ってもLINEアプリの通信速度は落ちないのでLINEをたくさん使う人におすすめです。
参考記事:格安スマホをキッズケータイ代わりにするのがベスト!【格安スマホ&SIMが超絶おすすめ!】
契約の流れ
1.事前準備
2.simカードのみか端末をセットで買うかを選択
3.プランの選択
4.オプションの選択
5.本人確認書類をアップロード
6.mnp予約番号の入力
7.支払い方法の入力→完了。
これだけなのでわりとスムーズにいくと思います。

契約の流れと準備するものを紹介しますので、参考にするとスムーズにいくと思います。
格安SIMを契約する場合はネット
格安スマホを契約するときは基本はネットです。店舗もある会社もありますが、ない会社も多いです。初めてでわからないと思うかもしれませんがやってみると簡単です(窓口でやるより断然早いです)。
事前に用意するもの
・MNP予約番号(電話番号を引き継ぐとき)
・本人確認書類
・メールアドレス
mnp予約番号を取得する
今使っている電話番号を引き継ぎたい場合は、元々使用している会社でMNP予約番号を取得しておく必要があります。ネットで簡単に取得できます。MNP予約番号を取得してから15日が有効期間です。有効期間が過ぎてもまたすぐに再取得もできます。番号を引き継がない新規の場合は予約番号は必要ありません。
本人確認書類
用意するのはクレジットカードと身分証明書(免許証やパスポート、マイナンバーカードなどいずれか)。18歳未満は契約できない会社も多いですが、親名義で契約し、子供に利用させることはできます。
メールアドレスは契約の申込みが完了すると送られてきます。Gメールやヤフーメールなどのフリーメールを用意しておいた方がいいでしょう。
これで準備はOK。
いざ契約!
まず最初にSIMのみか端末をセット購入するか選びます。SIMと端末をセットで買うと端末が割引になるキャンペーンをやっている会社もあります。
プランを選ぶ
SIMカードの種類を選ぶ。
・音声通話SIM
・SMS付きSIM
・データ専用SIM
・音声通話SIMは電話+SMS+データ通信ができる普通のSIM。
・SMS付きは通話ができないSIMでSMS(ショートメールメッセージ)+データ通信ができるSIM。・データ専用SIMはデータ通信のみができるSIMです。価格は音声通話SIMが一番高いです。
ギガ数を選ぶ
ギガ数は先程説明した通り自分が月々どれくらい使っているかを把握しておくといいでしょう。もしギガ数を使い切った場合でも速度は遅くなりますが通信はできる会社がほとんどです。また、ギガを追加で購入することもできるので足りなくなっても全く使えないわけではないので安心してください。
オプションを選ぶ
通話1回10分以内や留守電機能など必要なオプションがあれば加入しましょう。
個人情報などを入力
その後は個人情報や支払い方法などを入力していけばOKです。
スマホの初期設定方法
契約後、数日でSIMカード(セット端末)が送られてきます。送られてきたSIMカードを端末に挿し、通信接続の設定(ANP設定)をすれば作業は完了です。通信接続の設定はSIMと一緒に説明書が送られてくると思うのでそれを見ながらやれば簡単です。もし不安な場合はオプションがある会社もあるので利用するといいでしょう。
まとめ
格安スマホは月々の料金を安くするというメリットがあります!月に20ギガも使わない人にはかなりオススメです!契約もネットでサクサクできるので時間もかかりません。格安スマホの利用者は年々増えています、今回の記事を読んで格安スマホのハードルがさらに下がってくれると嬉しいです!